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西東京エリアをカバーする法律事務所で、育児も大切にするイクメン弁護士にインタビュー。のアイキャッチ

西東京エリアをカバーする法律事務所で、育児も大切にするイクメン弁護士にインタビュー。

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2017年12月11日 公開
西東京エリアをカバーする法律事務所で、育児も大切にするイクメン弁護士にインタビュー。のアイキャッチ

今回は、東京西地区の立川、八王子、国分寺を中心に、地域に密着したガーディアン法律事務所にお伺いしました。
ガーディアン法律事務所は、JR中央線「国分寺」駅から徒歩3分の場所にあります。

西東京を中心に、フットワークが軽く、1つの事案を2名の弁護士で連携し、質の高い法律サービスを提供している事務所だ。
所属する5人の弁護士先生はそれぞれの得意分野をもっていて、主に離婚などの家族問題を中心に企業法務や民事事件など幅広い事件、相談をうけている。

その中で今回は、育児にも力を注ぐイクメン弁護士の天井政彦弁護士にインタビューしました。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士
ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

 

■ガーディアン法律事務所に関して

---まず、ガーディアン法律事務所の特色、強みを教えください。

特色は、5人の弁護士がいて、男性が3人で女性が2人ということで、人数、性別のバランスが良いということと、みんな若いということです。
私はもうすぐ40歳なんですけど、私が最年長で、大体30代半ばぐらいの若い弁護士でやっているということで、結構フットワーク軽く、機動力が高くっていう感じですかね。

われわれは基本的に離婚の事件をみんな得意にしているんですけど、それ以外の得意な分野を持っていて、それが結構バラバラなんです。
そういったところから、5人でいろんなものがカバーできますので、バランスが良いんじゃないかと思います。

---なかなかそのような法律事務所ってないですよね。

なかなかないと思います。
1人でやっていける弁護士が5人集まってやっているんです。
それで、基本的に一つの案件を2人でやるんです。
やっぱり1人で事件処理を進めていると、時々客観的に見られなくなってくることがあるんですよ。
それを2人で意見を出し合いながらやることによって、視野が広がって、気付けなかったことに気付くことができるんです。

それと、事務所内みんな仲が良いです(笑)。
別にみんながそれぞれ1人でもやれるから、仲が悪いと辞めちゃったりとかすると思うんですけど、みんなすごく居心地が良くて、仲良しでやっています。

---ここ国分寺、立川、八王子など、西東京エリアを中心に活動するキッカケ、事務所を構えた理由は何ですか?

事務所は一年半ほど前に代表の木谷が設立したんですが、木谷は西東京エリアに住んでいて、木谷がイメージするような法律事務所が西東京エリアになかったので、作ろうということで。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

西東京エリアで、既存の他の法律事務所にはない良いサービスを提供できるんじゃないかということで、設立したと聞きました。

--なるほど、そのうえで現在の事案の構成比率と、どういう事件・ご相談が多いですか?

やはり「うちは離婚が得意ですよ」という話でやっていますので、ご相談にいらっしゃる方は離婚の相談をされる方が多いです。
離婚事件は本当に多いです。

ご相談だけでも多いですし、もちろんご依頼いただく方も多いです。
債務の整理も割とあるかなという感じです。
任意整理で何とかなるものというよりは、もう破産しなければいけないのではないかというような方のご依頼をいただくほうが多いですかね。

私は労働事件が得意なんですが、労働事件も割とあります。
使用者側もあるんですけど、労働者側のご相談が多いです。
今後は使用者側のほうもご依頼いただけたらと思っています。

私自身、これまでに労働者側の案件をものすごくたくさんやらせていただいたのですが、相手方になっている使用者に対しては、こうすれば負けなかったのにとか、こうすればまだマシだったのにとか、そういう風に思うことがよくあって、そういう経験から、使用者側でもお役に立てるのではないかと思っています。

あと、相続や、交通事故など、一般民事と言われるものは大体あります。
刑事事件もありますし。
それとジャンルに縛られないものをお受けすることも結構あります。

ご依頼頂く方は、小金井市、小平市、国分寺市、西東京市、府中市にお住まいの方が多く、エリアは広いです。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

 

■天井政彦弁護士について

---天井先生が弁護士を目指した理由、キッカケを教えてください。

キッカケは私の父なんです。
父は会社の役員だったんですけど、私が中学生になったくらいから、会社の法務担当として顧問弁護士の先生と一緒に仕事をしていました。
それで、父からは、その顧問の先生の話を聞いていたんですけど、その先生がすごくて。
カッコイイんですよ(笑)。
それで、そういうふうになれたらいいなと思っていました。
その先生は今でも現役バリバリでやっていらっしゃる方なんですけど。
ものすごく憧れました。

---そこから弁護士になろうと思ったのですか?

そうです。
小学校低学年くらいのころですかね、おばあちゃんに「口が達者だね。あなた弁護士にでもなったら?」みたなことを言われたことがあって(笑)。
それで何となく、そうか、自分は「ベンゴシ」に向いているのか、なんて思ったことがあって、それももしかしたら影響しているかもしれませんが。
ハッキリと弁護士になりたいって思ったのは、父から聞いていたその先生の話がキッカケでした。

元々、僕は文系だったので、文系で選択できる職業っていうと……、というものあったかもしれませんね。
弁護士は、法学部が文系だから、文系の先生が多いですよね。
実際は、数学的な思考力って弁護士にとってすごく重要だと思うんですけど(笑)。

---弁護士のイメージは文系のイメージがありますが…

数学って論理の科目なんですよね。
そういう意味では、数学も重要だったんですけど、私は数式があまり好きではなかったので、全然ダメでした(笑)。

---中には理系出身の先生もいらっしゃいますよね。

理系って弁護士向きなんじゃないかと思うんですよね。
主張する内容は論理が通っていないとダメなんですが、そういう論理性って、数学、理系っぽいんですよね。
数学の問題って、解だけでなく解までの過程を示していくじゃないですか。
で、その過程は数式でつなげていくから、繋がっていないと先に進めなかったりして、「ここは繋がっているよね」「ここはそうだよね、そうだよね、そうだよね、したがってこれだね」ってならないと、解にたどりつけない。
繋がっているか繋がっていないかっていうのは、数学だとハッキリしていて、繋がっているといえば繋がっているような気はするけど、繋がっていないといえば繋がっていない、なんていうあいまいなこと、ないと思うんです。

ところが、言葉や文章だと、何となく繋げることができて、繋がっているかいないかが争点になったりして、厳密に考えてみると繋がっていないね、とか、そういうのが結構あるんです。
そういうものなので、言葉や文章で主張したいことを論証していくときは、よほどその論理的な繋がりを厳密に見ていかなきゃいけないんですけど。
そういう繋がりを厳密に見ていくのは理系の得意な先生が多いような気がするんですよね。
我々文系は、何となく繋げて何とかなっちゃってきたから、あまり厳密に見ない人が多いような気がするんです。
だから、そういう論理性の面では、理系のほうが弁護士向きなのでは、と思っちゃうんですよね。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

---弁護士の仕事の中には、数学的な要素も必要なスキルってことですね。

数学的なスキル、というか、論理性ですよね。
「ここの論理が飛んでいるよね」っていうのに気付くっていうのが理系のセンスなんじゃないかと思います。
私は、ずっと文系でやってきましたけど、結局、そっちは理系なんじゃないかと思っていて(笑)。

---でも、先生の中では理系は苦手意識があったものの、やはりそれは弁護士になって論理性は鍛えられた感覚はありますか?

それはあります。
私も、最初に入った事務所のボス弁に「これ全然繋がってないよね?」とか、いろいろ言われて直したりとかしているうちに「あっ、そうだよね」と、「繋がるって大事だよね」っていうふうになったんです。
そこは感覚でやっては駄目だなと思って、もうとにかく丁寧に丁寧に、繋げて繋げて。他の人の書面を見ても「ここ繋がってないね」と、そこを突っ込んだりするようにして。
そういう癖をつけるようにしていったら、文系の私でも、ちょっとはマシになったんじゃないかとは思います。
できているとは言い難いんですけど、慣れてはきましたかね。
だから、この仕事を始めて、そういうのが大事なんだなと思って、鍛えていっているという感じです。

---司法試験に受かって、裁判官、検事、弁護士と三つ道があると思いますが、自分の中で弁護士と決まっていたのですか?

それはもう弁護士でした。
ただ、裁判官の仕事を見ると「やっぱり、いいな」とも思うときもありました(笑)。検察も好きだったので「いいな」とも思いました。
でも、裁判官も検察官も、ちょっと転勤が多いっていうのがありまして。
そんな全国、いろんな所に行くことは考えていなかったので。
まあ、なろうと思ってもなれなかったんじゃないかと思いますけど(笑)。

---弁護士業のお仕事中で、天井先生の苦労話って何かありますか?

前にいた事務所との関係で言うと、そこは割と大きな事務所で、そうすると、すごく事件がいっぱいあって、しかも同じ種類の事件をたくさんやれるので、そこはすごく経験にもなったし、すごく良かったんです。

しかし、前の事務所では、効率を重視して、分業でやっていました。
別の弁護士が依頼者と話して「じゃあ、やりましょう」ということで受任した事件をやることがほとんどだったんですよ。
他の弁護士が担当していた事件を引き継いだりすることも多かったですね。
そうなったときに、前の弁護士が立てた見通しと自分の見通しが違ったりすることがあって(笑)、
そうすると「ああ、ここはどう軌道修正していこうかな」みたいなのが大変で、ストレスでしたし、苦労しましたね。

---以前の事務所と、今の事務所では仕事のやり方が変わりギャップを感じますか?

ギャップはありますね。
分業という仕組みは、それはそれで良い面もありますけど、私は、違うやり方がしたいなと思い、ガーディアンに来ました。
今は、自分で相談者と話をして、「じゃあ、やりましょう」っていう話になったら、自分で最後まで担当するというのができています。
その分、数はたくさんできないんですけど、数をたくさんこなせても、分業はやっぱりストレスになっていたようです。

今はストレスはないです。
それと、事件の種類によってはすごく急ぎでやらなきゃいけないのがあって……。
徹夜に近いような日が一週間続く、という苦労はときどきありますかね。
でも体力はあるほうですので、その苦労は、分業のストレスに比べたら大したことはないかな。

---先生の趣味とか、今ハマっていることは何かありますか?

本当に今すごく楽しいのは、うちの息子を見ていることですかね。
2歳の前半ぐらいからしゃべり始めて。もうすぐ3歳なんですけど、やっぱり知能がまだしっかりしていないなりに、よくしゃべるんですよ。
そうすると、よく訳の分からないことを言う(笑)それがもう面白くてしょうがないんですよ。
平日は、とにかくうちの奥さんがずっと子どもを見ていますから、土日は私が子どもを連れて公園などに行っています。
奥さんはその間に、子どもがいる間にはできなかった家事をすることが多いですね。もちろん3人で出かけることもあるんですけど。
だから、いずれにせよ、私は土日はずっと子どもと一緒にいるんです。
それがすごく楽しいですね(笑)。
週末しか一緒にいないから、楽しいとか言っていられるんでしょうけど。

---仕事の切り替え、リフレッシュは何をしていますか?

子どもと遊ぶのは、リフレッシュですかね。
まあ、子どもと遊ぶより、実は私は仕事をしていたほうが楽は楽なんです(笑)。
体力的には、やっぱりうちの子と遊んでいるほうが大変なんですよ。
最近は、公園に連れていくと、子どもに「一緒に遊ぼう!」とか言われて、鬼ごっことかするんですけど、そうすると走ったりしなきゃいけないし。
仕事をしているほうが体力的には楽です(笑)。
そもそも仕事のストレスをそれほど感じていないのかもしれません。
いついつまでにこれをしなければならないっていうプレッシャーは常にあるんですけど、仕事ひとつひとつは自分の好きなようにできていますし、事務所のメンバーもとてもいいし。
仕事を好きな環境で好きなようにできているから、仕事のリフレッシュっていうと、どうなんでしょうね。

リフレッシュといえば、週一回、ボディコンバットっていう、格闘技とエアロビクスをミックスしたようなプログラムがあって、それをやっています。
音楽に合わせて格闘技のアクションをしていくんです。
1プログラム1時間で、終わったら本当にすごく汗をかきますし、もうクタクタですけど、とにかくその1時間で出し切るみたいな感じで、楽しいです。
週一回、仕事が終わってから行っています。

---そのボディコンバットの魅力って何ですか?キッカケは?

行くようになったのは「こういうのがあるよ」ってうちの奥さんに言われたのがキッカケでした。
最初は「えー」とか思いながら行ったんです。前に、1人でDVD見ながら家でそういうのをやったことがあったんですが、全然続かなかったので。

でも、前に先生がいて、みんなが休まずどんどんやっていて、疲れても音楽を止めることができない。
そうすると、疲れても止まるわけにはいかなくて、頑張っちゃうんです。
そうやって、家でDVDを見ながらやってるときにはできないような無理をするので、終わった後はやりきった感がある、それが一つ魅力です。
もう本当に、めちゃめちゃ身体を動かしますよ。
1曲あたり3~6分くらいの曲に合わせて、全部で10曲ぐらいやるんですよ。
曲と曲の間にちょっとした休憩があって、水を飲んだりはするんですけど、またすぐ次の曲が始まるから、息切れしたまま次の曲、という感じです。
プログラムの途中に、うまい具合に、ちょっと息を整えられるところがあって、そういうところで何とか回復しながらやっていくんですけどね(笑)。
しんどいんですけど、すごく楽しくて、1年以上継続していますね。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

 

■お仕事に関して

---天井先生がお仕事で一番大切にしていること、意識していることは何ですか?

割と自分って、結構「こうだ!」って思ったときに、その考えに凝り固まりがちなんですけど、なるべく人の意見も聞いて、「そういう考えもあるのか」というようにして、思い込まない、凝り固まらないようにしている、というのが一つあります。

これは先程もお話しした、2名体制でやる強みですよね。
うちは私以外に4人いて、みんなそれぞれができるので、聞く人には困らないんです。
いろんな考え方がある場面では特に、「どう思う?」ってオープンに聞いてみたり、自分が正しいと思う考え方と同じかどうかを聞いてみたりします。
そうすると、予想外の答えが返ってきたりすることもあるので、そうやってなるべく視野を広くしようとしているのは一つあります。

---例えば、事件の相談から、自分で考えて、他の弁護士に「こういうの事件は、どう考える?」というような感じですか?

そうですね。
特に、法律にも書いていないし、最高裁の判断も出ていないし、地裁、高裁の裁判例では裁判官がいろんな考え方をしている、っていうときなんかは、こういう事案で、こういう争点なんだけど、自分はこうだと思うけどどう思う?という感じで聞きますね。
そうすると、意外と自分と違う答えが返って来たりして、それで考え方を改めるキッカケになったりとかしますし、活かされますね。
それと、割とよくやるのは、自分が敵方・相手方だったらどういうふうにするかなって考えてみますね。

---相手の証言してきそうな内容等をあらかじめ考えるということですか?

そうですね。こちらの不利な点を探して、「私が相手だったら」こういうところは突っ込む」とかっていう話をしたりしますね。
相手方・敵方目線みたいな。
意識的にやっています。

相談の時にもしますし、依頼を受けている事件の処理でも使います。
「このように言うと、自分だったらこういうふうに反論するかな」とか、「こう反論してきたときに、こう返すと、でもこっちのほうがそれだと見え方が悪いから、これを言うのはやめよう」とか、そういう感じで。
先読みじゃないですけど。

---やはり視野を広げることを意識することによって、仕事上でも活かされてますか?

自分としてはそれが良い方向に行っているんじゃないかなと思っています。
それによって、うまくやれている気がしますけどね。
自分の仕事を大きな視点で見ると、気を付けているのはそういうところですかね。
反対に、自分の仕事を小さな視点で見たときに、気を付けているというと、言葉遣いですかね。
言葉を使う職業なので、結構気を付けてやっています。

---先生の中で、他の弁護士に負けないところはありますか?

特に何か非凡なものがあるわけではないので、負けないところっていうと、特にはないんですが。
これは気を付けていることになっちゃうんですけど、自分ですごく気にしていることとしては、文章ですね。
文章は、一つの意味にしか取られないように作るようにしています。

つまり、伝えたいことを正確に伝えるようにしているということです。
別に素晴らしい文章じゃなくていいんですよ。
複数の意味にとれるような文章は分かりにくい。

文章は分かりやすければそれでよくて、こちらの思っていることがストレートに伝わればいいんです。
それが文章だと思っているので、まだまだ修行中ですけれども、そういう文章を作るということは人一倍、心掛けています。

---その意識って、とても重要ですね。

そうだと思います。
依頼者さんに送るメールとかでも、これって分かりにくいんじゃないかなとか、これ読んで分かるかなと思いながら、分かりやすく書くようにしています。
私は、主語や目的語を省略したり、指示語を使ったりすることが、文章を分かりにくくする大きな原因だと思っていて、特に気を付けています。
指示語を使うんだったら、例えば「これ」っていうのが、もう誰がどう読んでも私が意図した「これ」にしか読めないようにします。
主語を省略する場合でも、もうどう見てもこの述語に対応する主語はこれだよねっていうのが分かるようにします。

それができないなら、指示語は使わない、省略もしない。
それで文章が長くなってもいい。
そうやって作って、読み返してみて、分かりやすいものを作るようにしています。

裁判官が書く判決って、ちゃんと分かりやすくなっているんです。
一文が長いんですが、そういう長い一文を分かりやすく作るのは難しいんですけど、日本語のルールに従って読むと、一つの意味にしか読めない、他の意味に読めないんです。
あれは一つの完成形だなと思っています。
判決なんて、違う意味に取られちゃったら、それは大変なミスですからね。

だから、判決というのは、よくできたもので、そういうのがちゃんとできているんです。
裁判官ってすごいと思います。
私にはそれはマネできないですけれども、とにかく二つの意味に取られないように、違った意味に取られないようにすることは心掛けています。

---それは依頼者としてもいいことですね。

まあ突き詰めてみれば、もちろん依頼者のためでもあるんですけれども、業務を円滑にするための工夫なので、自分のためでもあるかなとは思います。
そういう部分を工夫していているところは、他の弁護士と差別化できるポイントの一つだと思っています。

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---天井先生の関心のある分野は何ですか?

労働の分野ですね。
これまでは、労働者側の代理人として多くの事件を経験させてもらったので、今後は使用者側にも立って、今までの労働者側での経験を使用者・会社の方々にも活かしていけたらいいなと思っています。
労働者側からの依頼としては、これまで、残業代もありましたし、解雇等の、そもそもの雇用契約の存続に関する問題、労災の問題、パワハラ・セクハラの問題、配置転換の問題など、それらは割と繋がっていたりもするんですけど、色々ありました。

使用者側で興味あることのひとつに、就業規則があります。
就業規則は、労働者との間の雇用契約の内容になるものなので、契約書と同じ、というぐらい大事なものなんですが、それにしては割とルーズになっているような印象があって、出さなきゃいけないから出すみたいな会社さんも結構あるんじゃないかなと思っています。
厚生労働省のホームページに一応フォーマットみたいなのがあるんですけど、そういうのをそのまま出しちゃったりとか。

社労士さんにお願いすれば、一応それらしいものはできるんですけど、今後起こりうる法的なリスクを見据えて作成されているかどうかというと、なかなか社労士さんでは難しい部分なのかなって思うときもあります。
労働の分野って、社労士さんと弁護士とで守備範囲がごちゃごちゃしているところがあります。
社労士さんのほうができる分野っていうと、手続的な面です。社会保険であるとか、各種届出であるとか、補助金の申請であるとか。そういったものっていうのは社労士さんのほうがいいですけれども、内容的な面で、法律に適合しているかどうか、これだったら大丈夫かどうか、っていうのは弁護士なんですよ。

ところが、そっちも社労士さんにやってもらっている、という会社さんは、結構多かったですね。
私の労働者側での経験上、使用者側から、「そこは社労士が大丈夫だと言った」みたいな、反論のようなものが出てくることは結構あるんですが、「じゃあ、それが間違っているんですね」と一蹴しちゃったりしますね。

---やはりそれは、社労士さんに全て任せていたために起きてしまうということですね。

守備範囲の問題ですよね。
社労士さんって、会社に紛争が起こったとき、会社の代理人には原則なれないんです。
ここが紛争になりそうとか、これなら紛争にならないとか、紛争になるかもしれないけどこれならまあまあ大丈夫だろうとか、そういうのって、紛争の代理人をやってみないとなかなか具体的にはわからないから、社労士さんもそれを聞かれると困っちゃうと思うんです。
「そこまでは分からないよ」っていう、ただ一般的にはこれでいいんじゃないかみたいな。

---結局、専門性になるとやっぱり弁護士とかになるんですかね。

そうですね。
守備範囲については、結構苦労しています。
例えば、相続については、税金が絡んできたりして、税理士さんに聞いたりします。
登記手続は司法書士さんですね。
交通事故で、傷病についてお医者さんに聞いたりとか。

離婚事件だと、人生相談じゃないですけど(笑)、「どうしたらいいでしょうね?」っていうような話だったりとか、「子どもにどうやって話をしたらいいでしょうか?」とか、そういった法律じゃないところを聞かれたり、意見を求められたりすることが割とあります。
それに対する回答は、弁護士としてというよりは、個人としての回答ですね。
そういうときに出てくる資格としては、夫婦カウンセラーとかなんでしょうかね。

---夫婦カウンセラーって何ですか?

公的な資格ではないんですけど、特定の団体がやっているもので、法的なアドバイスだけじゃなくて、それこそカウンセリングをする技能を持つ人に与えられる資格ですね。
弁護士は持っている人もわりといて、うちの事務所でも持っている弁護士がいます。
離婚事件にかかわらず、人生相談のような相談をされることはわりとあります。

そういったときに、ちゃんとした回答ができるかどうかっていうのは、結局、自分自身が精神的に健全な生活を送っているかどうかが重要なのかなとは思います。

---その点もやはり、先生の意識の中にはあったりしますか?

それはありますね。
自分自身は、家庭も職場も、とても良い環境にいて、精神的に健康的な状態にあると思っています(笑)。
だから、そういうのは仕事に活きているなとは思いますし、今後もずっとこういう状態で仕事をしていけたらいいなと思っています。

ガーディアン法律事務所 天井政彦護士

 

■最後に

---弁護士業9年を振り返ってみて、いかがでしたか?

やはり、弁護士という仕事が好きなんだと思います。
楽しいです。
向いているかどうかっていうと分からないですけど。
今年の5月から、ここガーディアンでやっているんですけど、それまでは勤務弁護士で、さきほど言ったような分業をしていたので、必ずしも自分がしたい仕事をしたいようにやってこれたわけではなかったんです。

それが、ここでは、自分のやりたいようにできる。
もちろん、それまでの勤務弁護士だった期間は、とても重要でした。
自分で自由にできるための力を蓄えていた、必要な経験だったと思っています。
法律を勉強しただけでは、弁護士の仕事ってできないんです。

例えば事務仕事ですね。たくさんありますが、どういう風にやったらいいのか、最初は全然わからなくて、やってみて覚えていかないとできるようにならない。
また、例えば、裁判所とのやりとりはとても重要ですが、裁判所には、法律に書いていない、しかも裁判所ごとに違ったりするルールもたくさんあって、それもやっていくうちにしか覚えられない。
そういったいろいろな法律じゃないところをが、それなりにできるようになって、今ようやく自由にできるようになったっていう感じですかね。
それが今年からですから、今は期待に胸が膨らんでいる感じです。

---前は分業で、今はここでお一人で全部やられていると思うんですけど、ギャップなどはありましたか?

それは、やっぱりありました。
前は自分がする必要がなかったことまで、自分でしなければならないわけですから。
そんなにたくさんはできないなと思います。
あと、分業だと、仕事の種類が限られていますし、「次これやって」って、他の人から回ってきたことをやることが多いので、しなきゃいけないことが割とはっきりしていました。
でも、今は、しなきゃいけないことを考えて整理して、落とさないように管理していかなければならない。
分業は楽だったな、と思いますね。
と言っても、前の事務所では管理職だった期間も長かったので、その期間はやっぱり自分でやる仕事を自分で管理していっていましたから、そういうわけではなかったですが……。

---今後の先生のビジョン、方向性っていうところはどうですか?

仕事の内容的なものとしては、さっきから話に出ているように、企業の労務関係をやってみたいなというのはあります。
それと、仕事の外枠としては、やっぱりこの事務所を盛り上げてていきたいなというのは思っています。

---とても連携のいい事務所さんだと思います。

自分で言うものなんですけど、いい事務所だなと思います(笑)。
自分が依頼者だったら、ここいいなと思うんですよ(笑)。

だから、自分の友達が困ったときに、自分の事務所を絶対に薦めます。
私が得意な分野だったらもちろん私がやるんですが、他のメンバーのほうが得意な分野だったら他のメンバーを薦めます。
いずれにせよ、ウチの事務所がいいよ、と胸を張って言えます。

---以前より法律事務所への敷居は低くなった印象はありますか?

敷居が高いか低いかって言うと、たぶん、今って、全国的に低くなっていると思うんです。
ホームページのある法律事務所が多いですし。

---エリア、地域に密着して展開することでお客さんにとってもいいですね。

そうですね。
お越しいただける程度の近さっていうのは、結構大切かもしれません。
特に、方針において重要な局面、「次どうしましょう?」っていう大事なところでは、直接お越しいただいて、「選択肢は、こうと、こうと、こう」「この場合のリスクはこれ、デメリットはこれ」という内容をご説明することが大事だと思うんです。
メールでバーッて書いちゃったりしてもいいんですが、依頼者の方としては、やっぱり顔を見て説明を受けて、疑問に思ったところは随時質問して、「あっ、そういうのがあるのね。それでリスクとメリットはこうなのね。」っていうのが分かって、「じゃあ、こうしましょう」っていう決断を、顔を見てやったほうが安心、という方が多いですね。
遠隔で説明を受けているだけだと、なかなか選択できなくて、結局お越しいただく、というのは結構あります。

私も、そういう重要な局面では、対面で依頼者の方とお話しをして、選んでいただいたほうが安心です。
だから、依頼者のお住まいのエリアが、我々の事務所と近いほうが、やりやすいかなとは思います。
もちろん遠隔地の方のご依頼も受けているんですけど、それでも重要な場面では、できればお越しいただいて、っていう感じでやっています。
いろんな連絡手段が発達しても、やっぱりお会いしてお話をするっていうのは重要なのかなとは思うんです。

メールでは伝わらないちょっとしたニュアンスだったりとか、電話では伝わらないこちらの表情だったりとか、そういうので結構違ってくると思います。

---最後に、記事を見ていただいた方とか、相談に来られる方に一言メッセージをいただければと思います。

自分で言うのも何ですけど、お薦めの事務所です(笑)。
すごくいい事務所なので、ぜひお越しいただいてご相談いただけたら、きっとお力になれるんじゃないかなと思っていて、そこには自信があります。
営業で言っているわけではなくて、本当にいいと思っています(笑)。
すごく好きな事務所なので(笑)。

メンバー全員、分業を経験して、分業ではなく最初から最後まで依頼者の方との関係を密に持ってやっていきたい、と思ってやっている、そういう事務所なので、ご依頼いただいたら、密に対応させて頂くので、とても安心できると思います。
あとは、実際にお越しいただいて、確かめていただければと思います。

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天井 政彦 (東京弁護士会所属 / ガーディアン法律事務所)

フットワークの軽さを武器に、東京西地区の立川、八王子、国分寺を中心に、多くのご相談・ご依頼を頂いている法律事務所です。 弁護士2名で各案件を担当し、お客様が満足のいく、質の高いリーガルサービスを提供しております。 各弁護士がそれぞれの専門的な分野に強みをもち、弁護士同士の連携でこれまで多くの事案・事件の解決に携わってきました。 近隣の方は是非、トラブル、問題があれば、お気軽にご相談ください。

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