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検事希望から弁護士の道へ、新宿御苑にある弁護士先生に会いに行ってみたのアイキャッチ

検事希望から弁護士の道へ、新宿御苑にある弁護士先生に会いに行ってみた

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2017年02月25日 公開
検事希望から弁護士の道へ、新宿御苑にある弁護士先生に会いに行ってみたのアイキャッチ

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

新宿御苑は新宿駅から徒歩10分で都会のオアシスと言われており、様々なタイプの庭園があり、都会で疲れた方の憩いの場でもある。
その近くには公園なども多く点在し、走り回れる広場と滑り台や遊具などがあり、子供がのびのびと遊べ、子供の声が聞こえたりします。

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

その目の前に事務所を22年構え、過去は検事を志した事もある弁護士先生にインタビュー
現在の集客の方法などもおしえていただきました。

きさらぎ法律事務所に関して

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

---なぜ弁護士事務所を新宿御苑へ?

自分の家と裁判所のある霞が関、今は、あまり霞が関の裁判所ばかりではないんですけど、霞が関の裁判所が多かったので、ちょうど真ん中辺がいいかなというのがありました。
また、当時こちらの事務所に来たのが平成7年なんですが、その頃に親しくしていただいた先輩たちが以前この近くに居たとか、「丸の内沿線がいいよ」とか聞いていたのもあります。

それに、結果論なんですけど、ここは新宿一丁目です、意外と私の依頼者って地方の方が多いんです。
新宿一丁目って新宿の中心みたいなイメージがあるらしくて(笑)、非常にイメージがいいんです。
それから、やっぱりホームページを見る人も「新宿」で検索しているんです。

---きさらぎ法律事務所の歴史

平成7年の2月、だから「きさらぎ」になった訳ですけど、ここに来て丸22年経っています。
付け加えると、御苑の場所という訳ではないんですが、この周りってマンションや公園があってという感じで、あまり大通りとかに面していなくて、何となく自然に人が入りやすいというか、弁護士のところではなく、「どこに行ったかわからないよ」みたいな地域というか雰囲気があったほうがいいかなと、そういう感じは確かにありました。

本当にここは新宿っぽくはないです。
そこは意図した訳ではないんですけど、結果的に新宿っぽくなくて「新宿」が付いているのが、今は非常に武器になっているかなっていう感じはかろうじてするんです。

福本悟弁護士先生に関して

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

弁護士登録したのが昭和60年なんです。
検察官、裁判官、弁護士を選ぶ訳ですけど、私は検事希望で卒業試験があったんです。

私は、その時に一貫して検事になろうと思っていた訳ですけども、刑事裁判の科目で、正式に言うと合格留保、いわゆる落第をしてしまったんです。
それで何が問題になるかというと、追試みたいなものを受けなければならないので卒業が遅れてしまうんです。
そうすると、公務員は検察官も裁判官も、4月1日じゃないですか?
でも、追試を受けるので結果的に7月ぐらいになってしまって、それに間に合わない、修習修了が遅れるという事です。
そうすると、その段階で事実上、公務員の検察官、裁判官への道が閉ざされる訳です。

俗に言う就職活動も全く何もしていないし、そもそも弁護士というイメージをまるで考えていなかったので、拾ってもらえる所に入った感じです。
それが、私は当時に色々とお世話になっていたというか、修習生になる頃、ちょうど受験生の後半ぐらいから、特にお世話になっていた弁護士さんがいらっしゃったんです。
その方に結果的に繋がる方の事務所に入ったというのが、弁護士のスタートでした。

---検事になると意識したのはどれぐらいなんですか?

思い込みというのも含めて言うならば、漠然として考え始めたのは高校生ぐらいです。
その時は、法律家というのは漠然として高校生の頃は思っていました。
その中で、どこかっていう話になると、その頃は検事でした。

思い込みというものもあったんでしょうけども、その当時は俗に言う、堅物で、よく言えば正義感が強いと、あまり妥協できないと、いいものはいい、悪いものは悪いと、そういう感じだったと思っているんです。
私らの世界では和解できないというか、頑なというか、我が強いというか、本質的には、あまり変わっていないと思うんですが、そういうタイプの人間に見えていたんです。
そうすると、ある意味で一本気でこれと思ったら突き進むというか、そういう意味で検察官を志望していました。

検察官というと、皆さん巨悪を退治するとかのイメージがあるじゃないですか?
私はその頃から一貫して思っていた事はちょっと違って、今でも使う言葉なんですけど、被疑者、いわゆる容疑者のためにも一緒に泣きたいし、被害者のためにも泣きたいなと、こんなふうに思ったんです。
それは、今の私の仕事にも通じる所にもなるんですけども、要するに「心の中では一緒に泣いたりしたいけど、やっぱり、そこは法と正義と妥協できないよ」と、そういう仕事が、検事の誇りであり責任でもあるな、というイメージがありました。

これは、修習生になった時に検察教官がおっしゃっていたんですけど、その検察教官も検事になった理由というのは、まずは起訴するかしないかをする権限についての「起訴猶予」というのがあったんです。
いい悪いはともかく、日本の場合は、捕まったり、検察官が起訴したら有罪の推定が働くじゃないですか?
これは、その教官も日本の社会の現状というのを、子どもの頃から凄く納得ができなかったらしいんです。

だから、いかに検事が大事かと思ったっていう、そこは何となく通じる所がありました。
やっぱり、警察の捜査も問題ですけど、検事がしっかりしておかないと、俗に言うラベリング、それを押すか押さないかも大事なので、その仕事ができるのは検事かなと思って、その過程の中で一緒に泣いたりもしたいなと、こんな思いでいたのが検事になる志ではあったんです。

---サラリーマンとかは選択肢としてはなかったんですか?

それは全くなかったです。
少なくとも高校ぐらいから全くなかったです。

でも、子どもの頃は、自分の性格をよくわかっていなくて、ある意味では親一辺倒というか、親の影響も結構あるんですけど、穏やかで、従順で、言葉を悪く言えば、世の中にまるめ込まれて、当たり障りのない、極論すれば世間で批判を受ける公務員のようなイメージで、会社の中でも大人しくしていれば何にも問題を起こさないよ、みたいな人間だと親から言われていたので、自分についてそう思い込んでいた部分があったんです。

しかし、何となく中学、高校ぐらいになると、人からの助言もあって、今お話ししたような感じになってきて、段々、年を取るに従って、最近はちょっと丸くなったとは思うんですけど、やっぱり一本気というか堅いなという所、曲げられないものを持っているというか、しかし、心の中では持ってはいるんですけど、曲げられないものは曲げられないけど、相手、周りに人をわかってあげると、そんな意味で検察官というのをイメージとして持っていました。

また、他の先生方も言われると思うんですけど、やっぱり今の刑事司法、刑事裁判の現実を見て、みんな愕然としてしまうんです。
とにかく、今言ったように誰でも有罪になってしまうんですけど(笑)。
近頃、裁判官も変わってきたんですけど、修習の時でも、「とにかく起訴状の通りに判決すればいいんだ」って平気で裁判官が言う訳です。
本当にそういうのを見ていると、刑事裁判に凄く愕然とするというか。

---その起訴状の内容を疑わないで、そのままになってしまうという?

そうです。
嫌疑の引き移し、追認みたいな感じだったので、言葉は悪いですけど、刑事裁判に期待できない状態で、検事がしっかりしなければ、裁判、司法制度そのものも、という感情を、頑なにそう思い込んでいたからかもしれないけども、修習生になって卒業する直前まで、段々そんな固まりかたで抱いていました。

修習生の時は、率直に言って弁護士に対しても、あまりいいイメージを持っていませんでした。
もちろん、私は民事事件なんか、やる気は全く考えてもいなかったんですけど、修習生の時に修習した先生が凄くいい先生で、色々な事を教えてくださったんです。
今振り返ると、私は検事志望だったので別の面を色々植え付けようとしてなさったのかな、と思うんですけども、検察官になりたいと思う自分が、刑事法廷に裁判官なんかと一緒に入るじゃないですか?

見ていると、今言ったような感じで裁判所もそうですし、弁護士さんも「どうせ有罪だろ」というか(笑)、あまり真面目にやっているようには見えないと、被告人の話をあまり聞いているようには見えないと、そうなってくると、尚更、検察官がしっかりしなくてはいけないかな、っていう感じで、そういう面で凄く修習時代は検察官に一本気みたいな感じでした。

---調停委員として表彰されているものも目に入るんですけども、これは、それの延長線上みたいな感じなんですか?

それとは、ちょっと違います。
もちろん、これは弁護士になってからの話です。
今の弁護士の仕事で、目線、見方というのは凄く役に立っています。
依頼者の方も、やっぱりそれを重視されて、ここを選ばれる方もおり、調停委員は40代の時に8年間やりました。

---調停委員になった経緯を教えてください

調停委員になった理由はこの事務所が平成7年にできて2、3年経った平成10年ころのことですが、そのころ、外に出たくなりました。
平成7年、すなわち、この事務所ができる直前のころは、弁護士会の活動とか、先輩とか同僚とかで勉強会みたいな建前でグループ的な事として法律相談なんかもやっていたんです。
自分の事務所つくりに懸命だったので、人との付き合いも減り、弁護士会関係の仕事もやらなくなったので、少し外に出たいと思ったわけです。

それから5、6年経った、ちょうど40代に入ったぐらいの時に、また弁護士会の活動的なものに戻りたいなと思った時に、ある先輩の推薦で、それに選ばれたんです。
そこで、外に出る事、社交的な所というか、そこから自分の事務所でない所に来る人の事の興味を何となく持ったんです。
そのような過程で、うちの事務所に来て、色々弁護士会との連絡が段々薄れる過程で不安になったので、もう一度弁護士会のほうに戻りたいなという気持ちもあったところ、折よく調停委員に推薦された訳です。

現在は、調停委員は離れてしまいましたが、司法委員をやっており、15年、16年ぐらいになります。
正確に言うと、司法委員のほうが、少し早く選任されたと思います。

---司法委員とは?

司法委員は、簡易裁判所の裁判官の横に居て、裁判官がやる和解を補助したり、今はそうでもないですけど、簡易裁判所って少額の事件で、本人が訴訟を行うことが多くて、なかなか主張なんかを整理できていない所も多く、法廷で整理するのも大変なので、裁判官に代わって別室なんかで双方の言い分なんかを整理して法的に構成する役割等をしています。

裁判官の隣に居て、和解などを補佐する役目なんです。
調停委員は、調停室で話を聞くんですけど、司法委員というのは、裁判官から事件を割り振りされて、「ちょっと、この和解をお願いします」とか「これちょっと当事者の主張がよくわからないので、この辺を整理してください」とか、証人尋問などに実質立ち会って、裁判官が心証形成したときに、こちらから意見を申し上げたりするような事をやります。

これは、結構役に立つのです。
調停委員も司法委員もやっていると、やっぱり裁判所の見方が凄くわかるし、だらしない弁護士、能力のない弁護士もわかるし、一番わかったのは、前から何となく思ってはいて、最後の話に絡むんですけど、やっぱり依頼者を説得できない弁護士が一番駄目だと思います。

---WEBの情報発信を積極的にされている意味は何でしょうか?

やはり自分を知ってもらいたいということです。
知ってもらうための方法は何かなと考えたとき、「それは、やっぱりホームページだ」と言われたんです。

今年の1月になってからフェイスブックに移行してしまったんですけど、そのブログ上の独り言みたいなものを書いていくと、記事はあまり更新しなくても人が見てくれるし残ると。
そういう見栄えのいい、人がもっと集まりやすいような工夫をしてくださったというのが正解でした。

---今だと、情報発信としては、どういったものが多いんですか?

何でも発信してます。
本当に自分の好きな事を、独り言より、つぶやきですよね。
数多く、つぶやいていると本のようにページがどんどん増えるんです。
そうすると、何となくそのページの中に、例えば「安倍晋三」なんてフレーズがあると、安倍さんのファンの人が来ても困るんですけど(笑)、何となく引っかかるじゃないですか。

---時事ネタを載せて情報発信をするっていうのが多いですかね?

そんな感じです。
時事ネタの内容が多いです。
この間話したように、新千歳空港の話とか出て来るんです。
北海道のテレビ局が興味を持って連絡してくるとか、意外とそういうのを見る人が居て質問が来るので、独り言の中でそういう事を言っていると、そういう人が付いて来てくれたり、興味を持って来てくれます。

---現在のフェイスブックの活用方法は?

グループの中に法的見解でコメントをしたりしています。
そこから派生したというんですか、「相談に行っていいですか」とか、現にまだ来ていないので、問い合わせの段階ですが、「福本さん、弁護士さんのようだけども、どういう事務所ですか」とか、そういう質問がちょこちょこ出て来ているんです。
ですから、そういう面では、時間がかかると言われたんですけど、何となく知ってもらうやり方としてフェイスブックを使っています。

---テレビの取材とかもあったんですよね?

ブログ上の独り言をやり始めてから、直接TV局が来たわけではありませんが、時事ネタなどの発信から電話の問い合わせなどが数回来ました。

---写真などフェイスブックで上げないんですか?

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

3匹飼っている犬の写真などは上げますね(笑)
写真では、5匹居ますが母犬が居て、他の4匹が子どもで、子どもの内の2匹が家に居るんです。
つまり、家に3匹の犬が居るのです。

あと余談ですが、私は福岡が好きなのと、うちの息子達2人ともサッカーをやっていたので、それで私も審判の真似事みたいな事をしていた頃もあったのもあり、アビスパ後援会に入っていたりします。(笑)

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

---休日は何をやられているんですか?

休日って、いつも休日はないような感じなんです。

---仕事ばかりなんですか?

そうです。何をやっているかといったら、ないですね。
いつも仕事かいつも休みのような。
趣味とか特にないですね。
ただ、地図を見るのが好きで、昔は鉄道少年だったので、結構地理には詳しいです。
地方出張はかなりあります。
それは、仕事かつ趣味といえるかもしれません。

趣味ではないんですけど、家内と考えているのは犬が9歳になるので、元気は元気ですけど、やっぱり犬と一緒に居られる時間もこれから短くなるじゃないですか?
そうすると、休日は犬とかと、ちょっとしたプチ旅行とか、あと来週もあるんですけど、犬の親戚が居るので伺ったり、親戚同士が集まったりします。
犬の集まりは、年に5、6回あるんです。
誕生会だとか、犬を飼っている友達同士でどこか行くとかで、やっぱり年に5、6回はあります。

それと、趣味といえば福岡、趣味じゃないですけど(笑)、福岡に行くのは好きです。

お仕事に関しての考え方

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

---現在の弁護士の業種の比率というのは刑事関係が多いという感じですか?

家裁事件が圧倒的に多く年々多くなっています。
家庭裁判など絡む、離婚とか遺産分割とか調停とか裁判もありますけど、裁判ではなく俗に審判と呼ばれる手続きもありますし、今は家庭裁判所行くことのほうの事件が当事務所は圧倒的に多く、年々家裁の割合が増えています。裁判等の前の俗にいう交渉事件も、家裁的なものは多いです。

---先生の所に入る事件が多くなっていると?

理由は分からないんですが、全体的に民事事件、調停事件が増えているかどうかというと、たぶん減っているんだろうと思います。
でも、私の所の事件自体、例えば、昔は破産事件なんかは1か月に5件ぐらい入る時があって、1か月に5件なら年間で60件になりますけど、今は1か月どころか破産についていうと数年に1回ぐらいしか入らないので、そういう面では絶対数は減っています。

破産だけでも1か月に5件あれば年間60件になって、それがゼロになれば単純計算して破産を1件と考えると、60件から120件の席が昔に比べたら減っている訳です。
事件の数の単位の問題としていけば、破産がないんですから、年間60件あったのが全然なければ、60を単純に引けば減る訳です。
だから、全体的には私自身の受任事件は減っていると思うし、社会の流れとして、たぶん事件自体は減っているんじゃないかなあっていう感じはあるんですけど、その中で何が特徴かというと、私は家裁事件を挙げています。

---仕事に対しての向き合い方とか、気を付けている所

気を付けるという所は、周りからも家内からも言われるし自分でも注意していますけど、やっぱり一人でやっていますから、独善的にならない事です。
ちゃんと人の批判とか意見を聞くという事です。
でも、みんな言わないから、なかなか難しいんです。

---自分が思っていても、相手が評価する事だから。

そうです。
自分が「これ、いけないんじゃないか」とか、これと思っても言わないと、やっぱり出てしまう訳です。
それに気付かない、なかなかそこが駄目で、あんまりしつこく言うと逆にかしこまってしまうじゃないですか?
だから、そこは難しいんです。
ただ、心掛けっていうのは申し上げた通り、それが実際にできているかいうと、今言ったような事なので、できているかというとわからないです。

---結局、最後はっていう事ですね。

果たして、できているのかどうかも考えております。
依頼者の立場と社会的なバランスを取ってという抽象論になりますけど、それはとても大事な所だと思います。
私はいつも言うんですけど、私の所に来て、俗に言う依頼ですが、その依頼をされた方に「解決できない問題はないんだ」って必ず言うんです。
受任しなかった人は別ですが、本当にそう思っているんです。

例えば、「着地点というか落としどころはこうだよね」と、「そこに行くためにどういうプロセスを通るよね」って言うんです。
それで、「その通り最後まで一緒にできた人は必ず解決できるんだ」と、これは私は未だにそう思っているし、そう皆さんに申し上げるんですけど、そこが依頼者の立場とバランス、着地点、落ち着きという点です。

これは反面で言える事は、基本的に構成上、民事事件の場合は依頼者が居れば相手方もだいたい居ますよね。
よく言うんですけど、サッカーじゃないけど、相手方に対するリスペクトを忘れてはいけないんです。

相手がどんな悪い人っていうか(笑)、どんな困った人でも絶対に追い詰めてはいけないと思うんです。
そこは、なかなか家庭裁判所の事件をやっていると、当初なかなか依頼者に受け入れてもらえない事が多いんです。
そこを乗り越えないと、逆に言うと、そこで逡巡して結局依頼して来ないのかもしれないです。

私は、やっぱりそこは依頼者の立場といっても、ギリギリ相手を追い詰めない、追い詰めてしまうと結局、依頼者にとって解決にならないし、着地できないと思っているんです。

最後に

きさらぎ法律事務所 福本悟弁護士

---振り返って見て、検事の道を逸れてよかったかなっていうのは思いますか?

というか、実際に検事になってはいないので比較はできないんですけど、弁護士でよかったかというと、よかったです。
自分が弁護士に向いているなって思うのは、さっきの独善性とも絡むんですけど、自分の思い通りに好き勝手にできるという事です。

検察官、裁判官も独立とはいっても検察庁も組織であるので、極論すれば、冤罪事件の扱いとか、一つの事件にしても起訴するか、すべきではないかとか、求刑をどうするか等で、迷う事やぶつかる事はあると思うんです。

今は、弁護士だから自由業だから思うんですけど、そう感じるんです。
なっていないから比較のしようがないんですけど、やっぱり自分が好き勝手にできる、なにもおもねる事もなく、何に対しても頭を下げる事もなく、誰に対しても好きな事が言えるし、但し責任は全部負うと。
例えば、よく言うというか実際にそうなんですけど、決して人に対して粗っぽい事とか喧嘩とかするつもりはないけども、ある依頼者が「見ていてハラハラする事がある」って言うんです。
相手方とかその代理人とかに対して絶対そういう対応はしないけど、裁判官に対しては、ずけずけものを言うし…

---先生がですか?

実際、裁判官に対して、確かに裁判官が答えられなくなった事があったんです。
いくつかあるんですけど今パッと思い付いたのは、例えば、調停が成立しそうな感じがあるんだけど、細部の所で調整がつかないという事があったとします。
その時、裁判官がポロっと「この辺で、協力してもらえませんか?」っていう発言を発する訳です。
そういう事を言うと、私は裁判官に、「誰に協力するんですか?」って言う訳です。
「何のために誰に協力するんですか?」ってシレッと言うと、言いたい事わかりますよね?、そうすると、コロッと態度が変わるんです。
失礼だけど裁判官は困るから、向こうに対して裁判官が、無理を求めることも出てくる訳です。

これも家裁で昨日か一昨日にあったんですけど、本当の意図はこっちにあって、そこに行くための手段として、入り口の入り口としてある調停を申立てした訳です。
根本というか行きたい所はここなんです。
たまたま相手方に本当にいい代理人が付いてくれたので、よくわかってくれたんですけど、世間一般から見たら、「ここに行くために、これをする」って普通は考えにくい訳です。
結論がここにあって、手続としてね。

それはその通りなんですが、なぜこれをするのか腹を割って向こうの代理人がいい人だから話をしても、調停委員は理解しようとしないんです。
この件は、結果的に凄く上手くいって依頼者も納得したのでよかったんです。
それで、ここが押さえられたので、今はいよいよ本丸に行くための手続を取っているんです。

それでもこの調停で、一つだけやりたい事があったので、ほぼ目的は達成したんですけど、その調停事件の収め方として結果的に収まったんですけど、私はある事をしたかったんです。
それを向こうの代理人が結果的にしてくれたのでよかったんですけど、裁判所は、もう終わりにしてほしかったんでしょう。

その時に裁判官が、『だいたい調停なんか申立てをして呼び出しが来たら、相手としては「調停なんか申立てして」とか、そういう気持ちになるのは当たり前』って言ったんです。
それで私が、『裁判所が調停制度がそんなものだと言っていいんですか?調停は裁判所がみんなに来ていただいて、裁判所を利用して「どうぞ皆さん来てください」と、決してそれが紛争裁判で相手をやり込める訳ではなく、お互い助け合い譲り合って、裁判所の調停委員に入っていただいて、まとめようという事でしょ?それを「裁判所から書類が来たら皆さんビビッてしまうので、こんなのを送られると困るよ」って、それは裁判所が言う事ではないでしょ?』って言ったら、裁判官は変わる訳です。

裁判官は私が入って来ると凄くやりにくいかもしれません。
依頼者も結構それを言いますよ。

---ページを見ている方に何かメッセージを

これを今見ている方は、何かしらのきっかけとか事情があってご覧になっている訳ですので、単純にまず来てほしいです。
来て、私の前でとにかく話をしてほしいです。
独り言を見て興味を持つ方は、それはそれで凄くありがたくていいんですけど、例えば、「たぶん法律的な問題なんじゃないかな」と思ってご覧になっている方であれば、とにかく来て話をしてほしいです。

ですから、事務所では「時間制限もなく初回は無料で、とにかく話をしてください」というスタンスでやっています。

それは、時間を掛ける全部吐き出してもらって、こちらからも黙って聞いているけど、いくつかのご質問をしながら、この方にとって何がベターなのか、どういう着地点がいいのか、というのを一緒に考えてプロセスを考えます。

つまり、私は解決のための法律相談をしたいと思っているんです。
30分無料とかではなく、質問に対して答えるとかではなく、その人のために解決になる法律相談を心掛けているので、是非じっくり時間を掛けて、ここに来てもらえば解決になるので、話を聞かせてほしいなあと思っています。

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福本 悟 (東京弁護士会所属 / きさらぎ法律事務所)

当事務所では相談内容に関わらず、個人・法人・事業主の方も初回の法律相談料は無料です。 お互いに顔が見えることが、信頼関係の第一歩だと思っております。 お気軽にご相談ください

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