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相続が始まった際に葬儀からすべき事と注意点3つ

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更新日:2018年12月27日
相続が始まった際に葬儀からすべき事と注意点3つのアイキャッチ

人の生き死にと言うのは、中々予測できるものではありません。

昨日は元気そうに好物を食べていたかと思えば、次の日にはあっという間に体調を崩し、なくなってしまう場合もあります。人間、永遠に生き続けることは不可能なので、仕方のないことです。

しかし、人が亡くなるとしょうがないでは済まされない事態が待ち構えているケースがあります。予測不可能な死が様々な波乱を呼ぶのです。それは、遺産相続です。

前もって相続に関する取り決めを家族間でしっかりと協議、もしくは準備していなければ慌てふためいてしまうことでしょう。ただでさえ急に亡くなり、葬儀でてんてこ舞いだというのに、遺産のことで揉めてしまい血を血で洗う骨肉の様な争いを繰り返し、一家離散という場合も考えられます。

むしろ、多額の遺産に目が眩んでしまうことを考えれば、現実的だと言える展開ではないでしょうか。

そこで今回は、いざという遺産相続の際に骨肉の争いを避ける、もしくはしっかりと自身の相続分を確保するためにも把握しておきたい注意点など、遺産相続を生き抜く選りすぐりの術を厳選3箇条として紹介したいと思います。

また、相続で余計な争いを生まない、もしくは他との差を付けるスタートダッシュをするためにも葬儀の時点から取り組んでおきたいことも盛り込んで紹介します。

注1 葬儀も大事だが、遺言書の有無を調べるべし

被相続人=財産を残して亡くなってしまった方が、遺言書を残していないかをくまなく探しましょう。 遺産の相続はある程度、法律で下地が定められています。

例えば、亡くなった方=被相続人から見て近しい人物から遺産を受け取ることの出来る資格を有する、相続人という権利が与えられます。

優先順位順に紹介しますと被相続人から見て、伴侶である妻、次に息子や娘、子供がいないのであれば、さらに両親や兄弟という順番で相続人としての権利が与えられていきます。

しかし、この定められている順位はあくまでも下地です。

なぜ、下地と表現するのかと言うと、被相続人が遺言書というものを作成していた場合は、意味をなさない、或は変化する可能性があるからです。

そのため、自身の相続的立場はどうなのか、相続人としては何番目なのかということを把握するためにも、被相続人が亡くなった場合は、遺言書の有無、遺言書の確保が急務なのです。

しかし、必ずしも遺言書が有効というわけではなく、内容によっては無効になるケースもあります。

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注2 遺言書の確認後は、自身の取り分、家族の取り分に目を向けよ

遺言書がなかった場合

それでは、遺言書がなかった場合をケースに、その後についてご説明しましょう。

遺言書がなく、相続を放棄するという方もいない場合は、基本的に前述の法律に則った相続人(法定相続人)へ、決められた取り分(法定相続分)が振り分けられることになります。

ここもまた下地と揶揄する所以ですが、事実上、この法律で決められている順位、配分では、家族間での感情を考慮し、争いの火種を作らずに正しく分けることははっきり言って難しいのです。

考えてみてください。 現実としてはありえませんが、あくまで例として挙げさせていただきますが、相続対象が家一つだったとします。

そして、相続人が妻と子一人、他の親族が兄だったとしましょう。

法律上の取り分では、妻=配偶者が半分の2分の1、子が同じく半分の2分の1と定められています。都合、家の権利を半分ずつ所有することになります。共同で所有することも出来ますが、もしも両者の中が壊滅的に悪ければ、売ることも使うことも出来ませんね。兄に至っては指をくわえてみていることしかできないことになります。

つまり、法律上の順位、分配は実際の遺産の価値や対象を考慮されておらず、遺族の感情に配慮された現実的なものではないということです。

それでは、どの様に遺産を分配していくのでしょうか。

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注3 遺産相続の本戦、遺産分割協議に臨め

相続人の順位と配分を定めたものとは別の要綱に、話し合いを持って遺産相続の取り分を変更しても良い(要約)とされています。

この遺産相続に関する分割の取り決め、または話し合いを遺産分割協議と言います。

よくドラマや小説でフューチャーされる要素です。遺産分割協議=遺産相続の話し合いによって、Aが100万、Bが200万、Cが50万など決めて行くことになります。

つまり、この遺産相続の話し合いを制するものは、遺産争いの支配者だと言えるのではないでしょうか。仮に自身の相続順位が低く、分配が少ないのだとしても、話し合いの結果如何によっては、もらえない遺産がもらえる、もしくは+αで取り分をもらうという事案が発生します。

しかし、そういった自由な側面がある反面、遺産分割協議の内容が正式に活かされるには、相続人全員の参加と同意が必要です。

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ここでは、遺産分割協議書の書き方・雛形・サンプル集をダウンロード出来る様にしております。

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最後に

まとめると遺産相続で争いたくなければ、被相続人が亡くなったらすぐに遺言書の有無を調べ、自身と家族の法的な相続順位、取り分を把握すること。

そして、遺産分割協議が上手く行くように各員の思惑を調整し、落としどころを根回ししておくと、紛争に発展する可能性は低くなると言えます。

遺産分割協議を経ても結論が出ない場合は、調停で解決することになり、まさに骨肉の争いになってしまうので要注意です。

この記事の著者

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相続相談弁護士ガイド 編集部

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