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少林寺拳法をやっている八丁堀の弁護士に会いにいってみた

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更新日:2019年07月26日
少林寺拳法をやっている八丁堀の弁護士に会いにいってみたのアイキャッチ


八丁堀は東京駅にもアクセスが良く、意外と弁護士事務所が点在しています。
今日は、50年の弁護士先生と二人三脚で弁護士事務所で日々、相談者の支えとなる弁護士先生に会い行ってみた。

淵上・中尾田法律事務所 中尾田隆弁護士
しかも、少林寺拳法をやっている先生で調べてみると、少林寺拳法の技法は護身術という事で、弁護士先生に実務に似ている・・なんて思っていたところ、実は少林寺拳法は弁護士先生は意外とやっている人が多いらしいので、早速、少林寺拳法の出会いのきっかけと良さをお伺いしてきました。

淵上・中尾田法律事務所に関して

淵上・中尾田法律事務所 中尾田隆弁護士

---まず、淵上・中尾「だ」?「た」ですかね?

「た」です。濁らないです。(笑)

---淵上・中尾田法律事務所の特徴をまず教えてください。

特徴は、いわゆる普通のマチ弁という感じです。

---マチ弁というと?

マチ弁というのは、町にある弁護士事務所っていう意味で、淵上弁護士のキャリアがすごく長く、もう50年というのが特徴です。
現在は、ベテランの先生と若手で一緒にやるような事務所という認識を持っていただけるとイメージがつきやすいかなと思います。
それと私以外に、もう1人新しく入ったので若手2人……若手っていうか(笑)、淵上弁護士から見れば両方ともぺーぺー近いんですけど(笑)。

---今の事案の進め方というのは独立採算制のものなんですか?それとも淵上先生が取ってきたものをみんなでやるとか、それの両方とか

両方です。
基本は淵上弁護士が事務所の事件として取ってきて、私と武藤弁護士は個人受任が可能だっていう感じです。
個人で依頼を受けるものは個人で受けるけれども、比率的には淵上先生が7で、自分の個人事件が3といった比率です。
相談者・依頼者の方にもとって若手の弁護士に依頼するよりは、機動力のいい若手とベテランの先生が一緒にいるから安心というのも特徴だと思います。

---淵上弁護士先生は、ここの八丁堀という土地で何年やられているんですか?

ちょうど2年ぐらい経った頃です。
最初、私が入った頃には半蔵門、麹町の所でやっていて、八丁堀の場所は日本福祉力検定協会というのが母体としてやっていて、その理事長に淵上弁護士が就任させていただいて、ここをお借りして事務所を構えるというかたちになったということです。

私はその前の淵上弁護事務所が半蔵門のほうに有ったころからおり、こちらに移ってきたので合計で6年程お世話になっております。

中尾田 隆弁護士先生に関して

淵上・中尾田法律事務所 中尾田隆弁護士

---先生は弁護士歴はどれくらいでしょうか?

私はちょうど6年目に入ったところです。
弁護士になってからずっとここで勤めさせていただいております。

---淵上先生との出会いは?どんなものだったんでしょうか?

私が福岡で研修を受けていて、そこで福岡の先生の紹介で淵上弁護士と会うことになったというかたちで、淵上弁護士がそもそも福岡の出身だったので、そういったご縁です。

---先生は会社員から弁護士になったんですか?

会社員というか、勤め人からっていう感じですかね。

---勤め人?

大きな会社には入ったことはなくて、小さい中小企業の焼き肉店に最初は入ったんです。
その当時は3店舗ぐらいでやっていて。
調理場とホールと両方やっていくというかたちでした。
その当時に、ちょうど狂牛病というのが……。
それが来るちょっとぐらい前に入って、狂牛病が出てきて、結構しんどいもんなんだなという(笑)

---その会社員というか勤め人から弁護士を目指した具体的な理由っていうのは何だったんですか?

その焼肉店の勤務の際に狂牛病とかがあって、この食の業界も厳しいなというのは感じて、要は自分の努力以外のところでとんでもないなっていうことを思ったっていうことがあります。
それと働いてから分かったんですが、どうも私の味付けが変わっていて薄いみたいで(笑)、焼き肉って結構濃いめなんですよ。
どうしても素材の味が好きなほうなのか、薄味になってしまって全然駄目だっていうことで違う道を目指すかっていうのはありました。

---そこから辞めて、勉強していったんですか?

辞めて、どうしたもんかなということを考えながら、ちょうどタイミングとしては法科大学院制度というのが始まるっていうことになって、最初のうたい文句が「ロースクールを出れば8割はなれる」ということだったので、「じゃあ、なれるんじゃないか」ということで(笑)、それぐらいです。
それを素直に信じたっていう。

---じゃあ旧司法制度ではなく、新司法制度のほうで

そうです。
新のほうで1期目は入試で駄目だったか、それか間に合わなかったのかで、それで2期目のほうで未修っていうかたちで法政の法科大学院に行ったというかたちです。

---飲食店から弁護士ですが、選択して良かったなっていうのは思っていますか?

もちろん、思います。

---先生の思う弁護士の良さっていうのは?

いろんな事件というものに携われるっていうぐらいですかね。

なかなかルーティンワークにはなりにくいっていうのが面白いのかなとは思います。
もちろんルーティンワークにできればすごい楽なんだろうけど。
ある程度の定型的な処理をしていくという、ただそれはそういった能力の高い人がやればいいのかなっていう感じですかね。
人の人生が見えたほうが、まだやりがいを感じられます。

---話が少し飛んでしまうんですけど、先生は少林寺拳をやっていそもそもの少林寺拳法との出会いっていうのは?

大学の時に勧誘されて入っていたという感じです。
それ以前は、ジャッキー・チェンとかブルース・リーとかで面白そうだなとは思っていたんですけど。
なかなか中学・高校とかで、どこか行こうかっていうところまではいかなかったっていう感じです。

---少林寺拳法の良さっていうのは?

当時は、先輩とか同期の人たちがいい人たちで、人間関係が良かったっていうところです。

---やる人たちの人柄も良かったっていうか

それと体育会ということで考え方がすごいシンプルっていうところはあります。
変な話、少林寺拳法は「強い」っていうのと「うまい」っていう大体二つの軸があるんですけども、「どっちかだったら、まあいいよ」っていう、それを抜けてがんばっているので「まあいいよ」っていうような感じで認められるというところがあるんです。
そういう感じなので下手でも、どうしようもなくても一生懸命がんばっている人だったらみんなが尊敬するというか、そういったすごいシンプルな場所だったので。

---今も週に何回か行っているんですよね?

週に1回か2回ぐらい行っています。

---少林寺拳法って個人競技なんですか?それとも団体競技なんですか?

二人組でやるのが基本なんです。
格闘技なので、攻めるほうと守るほうがいないといけないんです。
それで決められた型みたいなものをやるというのが基本的なパターンで、それは「演武」というんですけども、それの団体版みたいなもので「団体演武」というかたちで6人か8人でやるというのも一応あります。
それと、オフィシャルな感じではあまりやってはいないんですけど、防具を着けて決め事なく殴ったり蹴ったりするっていうのも一応あります。

---お客さまに対して大切にしていることとかお聞かせください

基本的には依頼者・相談者の話をなるべく聞くようなかたちですかね。
ご本人が法律と関係ないかなって思っていることも関係があることもあるので、そういったことも、なるべくしゃべってもらうためには聞かないとなかなか話すまで至らないっていうこともあるので。

要は法律って要件っていう枠があるので、例えば聞き方として枠について一個一個確認していくっていう方法もあるんですけども、それだと話が脱線したときに「いやそれはいいから、こっちのほうを話してください」っていうふうな聞き方をすると、依頼者や相談者のほうが「なんかしゃべりにくいな」っていうことに段々なってしまうので。
時系列なり、何なりをいろいろ聞きながら当たりそうな事実をメモしていくっていう感じです。

お仕事に関して

淵上・中尾田法律事務所 中尾田隆弁護士

---先生の事案の構成比率は今どんな感じかなと

民事と刑事を分けると、ほぼ民事です。
民事の中だと、ホームページとかで打ち出しているのは相続と離婚です。
結局いろいろやっていると、ホームページでやるんだったらそれが一番反応がいいらしいということでやっているんですが、それ以外の事件もあるので離婚といっても全体の3分の1もいっていないかなと、相続も4分の1位です。
後は、くくれない雑多なものとかが多い感じです。

---弁護士先生は、専門っていう言葉を使えないというのは分かっているんですけども、何かに尖っていきたいなっていうのってあったりするんですか?

今のところはまだないです。

---やっぱり、いろんなものを先生はやってみたいっていうイメージでしょうか?

そうです。
人が多いので東京とかだと専門化したほうがいいっていう意見もよく聞くんですけども、事件のほうが弁護士を育てているっていうイメージもあるので、「これ、やりたいんだ」って言っても、なかなかそれをやっていなければ専門家になれないわけです。
そういう面では縁がないと難しいのかなとは思っています。
それと、あまり特化してしまうと、なくならない分野だったらまだいいんですけども、例えば過払いとかに専門化してしまうと、おそらくそろそろなくなっていくので。

---これを聞くのはちょっと矛盾しているかもしれないんですけど、今、先生が得意としている領域っていうのを教えてもらえればなと

注力分野としてはやっぱり相続・離婚を得意としていることにはなるのかなとは思います。
まだ経営の勉強をしながらやっているので、ちゃんとまず経営としてできるような、要はお客さんを取れるようになっていければいいというのが第一のステップです。
その上で、規模を大きくしていければいいんじゃないかっていうところです。

---ふざけた質問かもしれないですけど、少林寺拳法と相続って何か関わっていたりします?

今のところはないです(笑)。
名前は出ているので、上の先生方から来ればいいなぐらいですけどね。
少林寺拳法をやっている弁護士もたぶん多いと思うので。

---そうなんですか?

やっているというか、少林寺拳法をやっている弁護士がいるかもしれないぐらいなので、あまり聞いたことはないですよ(笑)。
例えば政治家とかはやっている人は多い……多いというか一定程度はいるので、政治家に相談して弁護士を紹介してもらうっていうルートもあるので。

---少林寺拳法つながりで政治家から事案がもらえるかもしれないっていうこともあるんですか?

その政治家と知り合いの弁護士だったらということです。
まだ少林寺拳法をやっていて仕事につながったっていうことはないので。

---事業承継ってないんですか?

道場の承継とか。

それはまだないです。
特に東京だと借りるしか無理だし、ボランティアに近いかたちなので、とてもじゃないが自分の持ち家にはできないっていう感じです。
地方に行けば、もしかしたらあるかもしれないです。
面白そうっていうと変ですけども、それをどうやって引き継いでいくかというのは興味はあります。

最後に

淵上・中尾田法律事務所 中尾田隆弁護士

---6年目に突入して、振り返って見ていかがですか?

なんか勉強が足りていない気がするなっていうのはあります。
日々変わる法律があるんだなっていうのは実感しており、その事件に当たったときに一生懸命バーッと見て、「こういうもので、こう使えるじゃないか」っていうのを調べて、気づいて日々勉強だと。

---相談に来られる方とか依頼者の方に何かメッセージがあればちょっといただければなと

よく聞くのは、「まだ弁護士は敷居が高い」って言う人が多いので、法律のことについて中途半端にネットとかで聞くぐらいだったら、先にちゃんと面と向かってお話をしたほうが解決が早い場合もあるということがありますので、相談に来てください

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中尾田 隆 (東京弁護士会所属 / 淵上・中尾田法律事務所)

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