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離婚、成年後見など家族間でおこる問題に強い、新大久保の女性弁護士にインタビュー。のアイキャッチ

離婚、成年後見など家族間でおこる問題に強い、新大久保の女性弁護士にインタビュー。

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2017年11月13日 公開
離婚、成年後見など家族間でおこる問題に強い、新大久保の女性弁護士にインタビュー。のアイキャッチ

今回は二人の女性弁護士に会いに行きました。
JR山手線の「新大久保」駅から徒歩2分の場所に、安田まり子法律会計事務所はあります。

安田まり子法律会計事務所
安田まり子法律会計事務所

安田まり子弁護士と土田晴子弁護士は、主に離婚問題や、成年後見など家事事件を多くうけている法律事務所だ。

とても明るく、接しやすい二人の女性弁護士に、女性視点で困っている人を法律で助ける姿勢や熱意をお伺いすることができました。

 

■安田まり子法律会計事務所に関して

---まず、安田まり子法律会計事務所の特色・特徴を教えてください。

安田:女性弁護士が2人と、事務局が1人の小規模な事務所で、離婚、相続、成年後見などの家事事件を中心に扱っています。
会計事務所が同じフロアにあって、いつでも協力しあえることも特色の1つです。

安田:たとえば成年後見では、被後見人の方が持っている、アパートの管理をしたりすることもあるのですが、必ず確定申告が必要になりますし、被後見人の代理人として、遺産分割をすることも多いのですが、その場合には、相続税を申告する必要が出てくるので、近くに相談ができる専門家がいるのは、とても助かります。

成年後見に限らず、離婚やその他の事件でも、税金問題がからむケースも多いし、税務と法律事務は密接に関係しているのです。

安田まり子法律会計事務所

---会計事務所と連携していることは強みですね。

安田:そうです。
私も税理士の登録をしているのですが、弁護士に付随している資格ですので、それほど税務に精通しているわけではありません。
そういう意味でも本当の税理士が近くにいるのは心強いです。

土田:先ほどもお話ししたとおり、成年後見や相続の業務では、相続税の申告が必要になるケースが多いのですが、遺産分割協議や調停と平行して、相続税申告も同じフロア内の会計事務所に一緒に扱ってもらえるのは依頼者にとってもメリットがあります。

相続税というのは、相続が発生してから10ヶ月以内に申告する必要があり、もちろん、期限内に遺産分割が成立していれば、最初から分割したもので申告できるのですけれども、決まっていないときは、とりあえず法定相続分で申告しておく必要があります。
配偶者控除なども、遺産分割が成立していないと利用できません。
そこで、遺産分割が成立してから、もう一度、税務署に更正の請求をして、調整してもらうことになります。

安田:平成23年に更正請求の期限が5年に延長されましたが、それまでは1年だったので、それ以上かかる場合には、調停や裁判が続いていることを示す書面などを税務署に提出して更正請求の期限の延長をお願いする必要があり、税理士のほうで、そういうことも臨機応変にやってもらい、相続発生から7年以上たってから、還付を受けられたこともありました。
遺産分割は、5年以上かかる場合も往々にしてありますので、そのときには同じ方法がとれると思われます。

---新大久保という場所を選んだ理由は何かありますか?

安田:元々、私の父が長年ここで会計事務所をやっていたので、私が弁護士になって数年後に独立した際に、フロアの一部を借りて始めました。
父がここを選んだというのには二つ理由があって、一つは、父が若い頃、東京の地図を見て、真ん中にある新宿が将来発展すると考えたようです。
また、父は淀橋税務署に勤務したことがあり、東京国税局の査察官をしていたときにも、仕事で新宿になじみがあったと聞いています。

新大久保は、ここ数年で、外国人街のようになってしまいましたが、だからといって、外国人の依頼者が多いということはありません。
現在は、女性の依頼者が多いですが、最初からそうだったわけではありません。
もともと、離婚事件やDV事件に関心を持っていたのですが、大久保には、シェルターなど、女性が利用する施設がいくつかあるのですが、縁があって、それらの施設の利用者の仕事をさせて頂く機会が増え、自然と女性の依頼者が増えていきました。

安田まり子法律会計事務所

 

■安田まり子弁護士、土田清子弁護士について

---先生方の、弁護士を目指した理由、キッカケを教えてください。

安田:一つには父の影響というのがあります。父は、税務署に勤めていた間に、法律に興味があって、働きながら、中央大学法学部の夜間部を卒業したと幼い頃から聞いていました。
また、小さい頃から刑事ドラマが好きだったので、その影響もあるかもしれません。

---土田先生は?

土田:私は、高校生で自分の進路を考えた時、家庭裁判所の調査官という、少年事件とか離婚事件で子どもの気持ちとか、生育環境とかを調査する専門の職員がいるのですが、最初はそちらのほうになりたいと思い、法学部に進学しました。
小学生ぐらいの時に、家庭裁判所の裁判官とか、調査官とか、弁護士の活躍を描いた「家裁の人」という漫画を読んだのですが、そこで家庭裁判所の職員の仕事がとても魅力的に描かれており、興味を持っていたので。
最初は調査官になりたいと思って法学部に進学したのですが、ちょうど私が法学部に進学したのがロースクールができる時期だったんです。

そのため、大学で弁護士の講演や授業があったりして、弁護士と接する機会がすごく多く、お話しを聞いていく内に、もちろん裁判所の調査官として子どもに関わっていく仕事も魅力的だとは思いましたが、弁護士として女性、弱い人の立場に立って仕事をしていくっていうのもいいのではないかと思い、そこから弁護士を目指すようになりました。

---弁護士のお仕事をしていての苦労話、大変なことは何ですか?

安田:確かに、一つ一つの事件では、最初はどう処理してよいか途方に暮れることもありますが、少しずつ丁寧にやっていくと、最終的にはうまく解決の方向に進むんですね。それが不思議なところなんですけれども。
事件が解決してしまうと、それまでの苦労は忘れてしまいますね。

土田:やはり内容が重いことも多いので、1人で抱え込んでいると視野が狭くなったり、精神的に負担が大きくなる危険性もあると思うのですが、安田先生といつでも相談出来る体制があることはすごく大きいです。

---先生方の趣味、今ハマっていることとは何ですか?

安田:クラシック音楽が好きなので、コンサートとか、オペラには結構頻繁に行きます。
絵を見るのも好きなので、美術館の企画展にもよく行きます。
そのほかにも、西野流の呼吸法というのを20年近く続けています。
あと、あいかわらず刑事ドラマが大好きで、刑事ドラマをみることが多いです。

土田:安田先生がご主人とよくコンサートとかオペラに行かれるのですが、私にも声を掛けてくださるので、週末などに一緒に3人で行ったりすることもあります。
仕事以外でも、お家に遊びに行ったりとか(笑)、プライベートでもよくご一緒させていただいています。
最近は、料理を作ったりしてストレス発散することも多いです。

---プライベートでもお二人仲いいですね。

安田:音楽に興味を持ってもらえて、一緒に行けるのは楽しいです。

 

■お仕事に関して

---先生方のうけている事案の構成比率、多いご相談を教えてください。

安田:離婚や相続、面会交流や監護権に関する事件が多いです。
それと成年後見の事件が多く、後見人や後見監督人になっている数も多いです。

成年後見業務に関連して、被後見人が所有しているアパートの管理や不動産の売却、被後見人が相続人となっている場合の相続手続きなどをすることも多いです。
成年後見の場合には、推定相続人の間に確執がある場合には弁護士が後見人になる場合が多いので、そのようなご親族の間に立って調整することもあります。

安田まり子法律会計事務所

---先生方がお仕事をしている中で大切にしていること、重きに置いていることは何ですか?

安田:依頼者が望んでいることは一体何かということをよく聴いて、トラブルを解決していくということと、できるだけその方の気持ちに寄り添って丁寧にやっていくということです。

---家族の問題とかが結構多かったりすると思うのですが、どういった揉め事が多いとかってあったりしますか?

安田:相談で一番多いのは離婚事件ですが、もちろん男性側の場合もありますが、8割ぐらいは女性の側で、夫から暴力を受けたり、精神的な虐待を受けたりといったDVのある離婚事件を担当することが多いです。
離婚するかどうかということだけでなく、経済的な問題やお子さんの問題などで揉めるケースが多いです。

相続や成年後見の場合には、兄弟間での親の財産や介護方針をめぐる争いが多いですが、こじれてから相談に来られることが多いので、なかなか理解し合えるように調整するのは難しく、事件は解決しても、兄弟間の確執はそのまま残ることが多いです。

土田:DV事件の場合、夫から暴力を長年受けてきたため、自信を無くしている方も多いのですが、事件を解決していく中で、相談者が本来の自分を取り戻し、自立していける力を付けていってもらえれば良いと思っています。

---その女性の方の次の生活のためにということですね。

安田:相談に来る時には、どうしていけばいいかわからなくて、精神的にも辛い状況の方がほとんどです。
「自分のせいでどうなっている」とか、いろいろ夫のほうから言われることが多い状態や、あるいは「お前には何もできない」というようなかたちで、非常に矮小化されているような状態なのです。
そのような女性たちに、離婚後の生活に向けて一歩を踏み出していただけるようにと願って支援しています。

---離婚問題に発展する原因はどういうケースが多いですか?

安田:日本では、大体9割ぐらいが協議離婚で、弁護士の目を通らずに離婚をしているわけです。
そのような中で、うまく離婚ができず弁護士の所に来るというのはそれなりの理由があるわけで、その多くは家庭内のそういった不平等、力関係のアンバランスで離婚したいのだけど経済的に心配だから離婚できなかったり、あるいは夫が離婚に応じてくれなくて離婚できなかったりというのが多いのではないかと思います。

安田まり子法律会計事務所

土田:その逆もあって、夫から離婚を迫られているけどちょっと経済的に不安だから離婚には踏み切れないとか、お子さんのためにとか、いろいろ原因はあって、その後の生活を考えると、すぐ離婚するというわけにはいかないというケースもあります。
そのような場合には、夫から裁判を申し立てられても、今は離婚できないということで、離婚請求の棄却を求め、その間の経済的な問題は、婚姻費用を請求するということで対応します。

 

■最後に

---最後に、先生方は今年で弁護士歴は何年になりますか?

安田:32年になります。
土田:私は5年目になります。

---これまでの弁護士生活を振り返ってみてどうでしたか?

安田:最初、私は会社法務とか渉外事件を扱う事務所に入ったのですが、その頃から、本当は離婚事件とか、そういう家事事件をやりたいという気持ちがありました。
独立してからは、様々な縁に恵まれて、いつの間にか、やりたいと思っていた仕事に就けたと感じています。

安田:はた目から見たら「何で離婚事件とかDV事件ばっかりやってとか、どうやって事務所を維持しているのだろう」(笑)とか思われているかもしれないですけれども、法テラスといって、収入のない方の弁護士費用を援助してくれるという制度もあり、なにがしかの収入は得られます。
成年後見も、裁判所に報酬額を決定していただき、被後見人の財産の中から頂くことができます。
企業法務中心の事務所に比べたら収入も微々たるものだし、事務所の規模も小さいけれども、それはそれで私としては何となく良かったかなというか、こういう事務所をやりたいなって思っていましたし、それこそ、刑事ドラマに街の小さな事務所ってよく出てくるじゃないですか(笑)。
ああいうのを見ると、まさにそういう事務所だなと思って(笑)。
最初、刑事事件も興味があって、ずっとやってきたのですが、それはここ10年ぐらい前からあまりやらなくなって、最近は全くやっていません。

---やっぱり事務所によって規模も違うと思うので、それはすごくいいかなと思いますけどね。土田先生はどうですか?

土田:私はまだ5年目なので、本当にあっという間というか、まだまだこれから勉強をしなきゃいけないことがいっぱいっていう感じですが、最近、やっと自分の強みというか、弁護士としての方向性のようなものが出来てきた気がします。
私自身、あまり威圧感がないタイプなので、結構依頼者の方から「本当に安心して話せる」「話してみて良かった」と言ってくださる方がいて、そういう意味でも、家事事件は自分に合っているのではないかと思えるようになりました。

依頼者のためだったら強くもなれますし、そういう意味で、威圧感のないタイプ、そういうソフトな弁護士がいてもいいかなと思っています。
やっと5年目ぐらいで、弁護士になって、こういう事件を扱って良かったなっていうふうに納得できたというか、ちょっと自信が付いたところはあります。

土田:さっき安田先生もおっしゃっていましたが、相談に来られる方は、最初は本当に大変な気持ちを抱えて相談に来られて、お話しが出来なかったり、自分の考えがまとまらなかったり、とても辛そうな表情をしている方も多いのですが、段々と事件を処理していくうちに、「あれ、何かすごく今日変わりましたね、元気になっていませんか?」っていうぐらい、事件をやっていくうちに皆さん、表情が生き生きしたり、本当に変わっていくんです。

もちろん現在も家事事件だけではなく、破産管財事件や一般事件なども取り扱っており、今後も幅広くどんな事件も扱っていきたいと思いますが、自分を取り戻していって元気になっていく依頼者の姿をみるのはやりがいを感じるので、やはり中心は家事事件をやっていきたいなと思っています。

今やっている自分の仕事の種類が自分にマッチしているというのはとても幸せなことだなと思います。

安田:こう見えて土田先生は結構粘り強いんですよ。
私も隣で電話で話しているのを聞いていることがあるんですけれども、本当に粘り強く話を聞いたり、説得をしたりするんです。
だから、すごく向いていると思うんですけど(笑)。

---これからの方向性というか、ビジョンはありますか?

土田:やはり、これからも家事事件を中心にやっていきたいなっていうのはあります。
それと、安田先生とともにこの事務所で様々な事件を受けて解決していければと思っています。

---最後に相談に来られる方、記事を見ていただいた方に一言メッセージをお願いします。

安田:弁護士事務所は敷居が高いと思わず、怖がらずに相談に来てくださいということです。
法テラスという制度もありますので、まずはご相談ください。

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安田 まり子 (第一東京弁護士会所属 / 安田まり子法律会計事務所)

離婚、相続、成年後見と家族間でおこる相談を多くうけます。 会計事務所も併設しておりますので、法律面はもちろんですが、税金面もご安心して相談ください。

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土田 清子 (第一東京弁護士会所属 / 安田まり子法律会計事務所)

家族間でおこる離婚問題を中心に、家事事件を主にご相談を多くいただいております。 新大久保でアクセスがよく、相談しやすい環境を整えております。 まずは怖がらず、ご相談にきてください。 問題解決もそうですが、相談いただいた方の今後の生活がよくなるようにサポートします。

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編集部

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