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家事調停委員を15年務める、虎ノ門の弁護士にインタビュー。

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2017年10月19日 公開
家事調停委員を15年務める、虎ノ門の弁護士にインタビュー。のアイキャッチ

新橋、虎ノ門界隈は、法律事務所が裁判所にも近く、法律事務所があつまる法曹ビルという建物があります。
その虎ノ門にある法曹ビル8階に碑法律事務所はあります。

碑法律事務所 大野康博弁護士
碑法律事務所 大野康博弁護士

今回は、碑総合法律事務所の大野康博弁護士にあいにいきました。

大野先生は、家事調停委員を15年以上務め、原子力損害賠償紛争解決センターの仲介委員や過去にはオウム真理教の事件や死刑事件など大きな事件も多数受けてきておられる先生だ。

様々な事件と調停委員をつとめる経験豊富な大野先生に先生の人柄や今まで受けてきた事件を中心にインタビュー。

 

■碑総合法律事務所に関して

---碑総合法律事務所の特色、この碑という名前の由来とかキッカケって何ですか?

記念碑とか、「碑」って言いますよね。後に残るというか。
何かそのように一生懸命にやって残ったというか、記念碑というか。
イメージしたのは、あとに残る記念碑的な思いがあります。

碑法律事務所 大野康博弁護士

---事務所は設立してどれぐらいになるんですか?

独立したのは2000年です。
最初に入った事務所は弁護士5人ぐらいの事務所で、勤務弁護士、いわゆるイソ弁として入所しました。

その後、独立して共同でニューオータニの近くの所でやっていたのですが、そこのビルが建て替えられるということになって2006年にこちらに来て、それ以降は1人です。

---現在の先生が受けているお仕事の事案の構成比率はどうですか?

7割が個人で、3割が法人とかになります。
個人は相続関係が多く、離婚もあります。

 

■大野康博弁護士について

---大野康博先生が、弁護士を目指した理由とかキッカケって何かあったりしますか?

最初は作家になりたいと考えていました。
ただ、作家で食えるというのはなかなか難しいので、そこから法律の勉強をしてみようと思い、司法試験を受けることになりました。

碑法律事務所 大野康博弁護士

---弁護士、裁判官、検事の三つの方向があると思うんですけど、そこで弁護士を選んだ理由ってありますか?

その当時はですが、弁護士の方が自由ですよね。
それと僕がなった当時、弁護士は自由であるということの他に、初任給とかもとても高くて収入的にも良かったと思います。

後は自分の考えで仕事ができるっていうのが大きかったかなというところですかね。
ただ,自分で自分を律していかなければならないので大変なところはあります。

---弁護士の仕事を一人でやっていての苦労話は何かありますか?

いやあまりないかもしれないです。逆に一人のほうが気楽です。

なぜかというと、共同で事件をやっていた時に「いや、これだったら自分が最初から全部やったほうがいいのに」みたいに感じることが時々あったからです(笑)
もちろん人に任せることもありますけど、それはそれで割り切ってというか,そういうことも必要となります。

僕が最初に入った事務所は全部ボス弁が裁判所にも付いてきたし、書面も全部チェックしていたし、そういう所だったらいいかもしれないですけど、事件はボス弁が受けて処理は全部イソ弁に任せっきりみたいな事務所は、仮にボス弁の実力があったからといって依頼者には期待外れということがあるように思います。

---先生の趣味、休日の過ごし方はなんですか?

日曜日はゴルフの日です。15年……15年じゃないもっとかな。
いつも同じ仲間と回るというのではなく,大会というか、クラブの競技等にはよく出てます。
3年前に所属クラブでシングルハンデをもらいましたが,最近は絶不調で悩んでいます。

ゴルフのいいところは、1日歩き回るわけだから、健康にいいですよね。
あとは、スコアでちゃんと上達したとか、しないとかが出てくるわけだから。

たぶんゴルフをやっていなかったら、休みの日は8時、9時ぐらいまで寝ているんじゃないかと思います。
でもゴルフをやっているから、日曜日でも遅くとも6時、早ければ5時とかに必ず起きるんです。

平日でも5時半とかには起きて、朝早くから仕事をしています。
ゴルフをやっていなかったら、そうはならないのではないかと思います。
だから法廷が始まる前に一仕事終えて裁判所に行きます。
ゴルフをやるだけではなくて、その全体のリズムとしてはあるかなと。

昔はいっぱい趣味があったのですけど、最近はゴルフと読書ぐらいしかやっていないです。
本は、食事をした後にちょっととか、何かの待ち時間にとか、そういう隙間時間に読んでいます。
隙間時間にしか読まないので、年間50冊から60冊ぐらいしか読まないんですけど。

碑法律事務所 大野康博弁護士

 

■お仕事に関して

---先生は家事調停委員を務めていらっしゃるというところで、具体的に教えてください。

家事調停は相続関係とか離婚関係とかいうのがあるんですけども、弁護士に来るのは基本的に相続関係になります。
裁判所に行って、調停委員として当事者双方から話を聞いて、意見をまとめていくみたいなことをやっています。

---当事者から依頼を受ける立場と、裁判所で家事調停委員として双方の意見を聞いてまとめるという立場で違いとかはありますか?

それは当事者の代理人と、中立な第三者という立場で違うので、それはあります。
ただ、立場は違いますけど、そんなに矛盾点というかギャップを感じることはないです。

ですので、知識とかは他の弁護士よりあると思いますし、解決するためにどのように進めていけばいいかというのは当然分かりますよね。
経験から幅広い事案の方向性についてはご提案できると思います。

---先生が仕事の中で一番大切にしていること、重きを置いていることは何ですか?

どうしたい、したくないという前に、不利なことも含めて全ての事実を正確に把握しないとどうしたらよいかという結論は出てこないので、まずは正確な事実把握が重要です。

それと多くの場合は、必ずしも全面的にこちらが正当だということっていうのはそんなには多くはないわけだから、そこはバランスが大事で勝ち過ぎない……
勝ち過ぎないって言うとアレですけど、後々のことも考えると、勝ち過ぎるのはよくないことだと思うのです。

だから、勝ち過ぎの弁護士が優秀っていうわけではないと思います。
どこかに、ひずみが出てくると思うのです。
例えば事実を作るというか、もちろん証拠で判断していくわけだから、有利に進めるために証拠を作るというところまでやるのは少ないのでしょうけれども、証拠を隠すとかする場合もありますので、実際以上に勝てばやり手というわけではないんです。

碑法律事務所 大野康博弁護士

---先生は原子力の紛争、刑事事件、骨髄の関係など幅広い事案をうけていらっしゃいますね。

仲介委員は調停委員と同じで、申立人と東京電力の間に入って、妥当な案を出していくということになります。
原子力は事故があったのが2011年ですから、2012年ぐらいからで5年になります。
骨髄提供の立会はおそらく十数年になります。
最近はそうでもないのですけども、刑事事件昔は多かった印象はあります。

---幅広い事案をうけている先生は、事件の向き合い方は変わったりしますか?

基本的には変わらないです。
昔は、死刑の事件とか、オウム真理教の事件は2件やりました。
有名な事件では、新潟女性監禁事件(少女を10年近く監禁していたという事件)とか埼玉愛犬家殺人事件等があります。
新潟女性監禁事件では第一審の判決を覆しました。

 

■最後に

---弁護士歴25年を振り返ってみて、いかがでしたか?

感想としては、25年でも早かったなと感じています。

---これからの先生のビジョン、方向性は何ですか?

例えばフランス料理屋さんですごく腕のいいシェフがいたとして、そこからお店を拡大していくと、そのシェフの腕で勝負することですから、その味を保てないですよね。
こちらに来てもらえれば、おいしい料理を提供できますけど、それをマニュアル化して同じレベルでやれるかという問題はあります。

そうではなくてここに来てもらったら、こちらの腕でおいしい料理を提供しますと、そういう感じです。
だから拡大しようということは全然思ったことはないです。
誰かに任せることによって質が落ちてしまうみたいな、それは嫌だなと思っています。

---そのサービスの質を落とさないということですね。

その代わりに、ここに来てくれたらきっちりといい料理を出しますよという感じです。
ただ、そこは依頼者とギャップがあるのです。

碑法律事務所 大野康博弁護士

これは主観的なものですけど、これはうまくいったなと、普通の他の弁護士ではできないようないろんな主張をしたとか、そういうところで勝ったんだとか、いい結果が出たんだとかいう場合でも、依頼者はそこが分からないというときもあります。
逆に、主観的に今ひとつ、もうちょっとだなと思うときでも、依頼者の中にはすごく喜ぶ方もいらっしゃいますので。

---最後に相談に来られる方、先生の記事を見てくださった方に一言メッセージをお願いします。

少なくともこちらがこれだけできることっていうことを一生懸命やって、ぜひ満足して帰ってもらうみたいな意気込みはあります。
小さな事件だからというのは関係なく、一生懸命やるということは基本的どんな事件でも変わりません。

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大野 康博 (東京弁護士会所属 / 碑総合法律事務所)

弁護士歴25年で培った多くの経験を活かした法律サービスのご提供が強みです。 個人様から法人様まで幅広く事案をお受けしています。 一人一人の依頼者に向き合い、満足していただけるような質にこだわるリーガルサービスを提供いたします。

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編集部

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