祖母の預金が使われていた(531)｜相続相談弁護士ガイド無料相談Ｑ＆Ａ

相談内容

2018年09月20日せりざわさん

遺産使い込み

祖母の預金が使われていた

祖父が他界したとき、不動産は私の父が相続し、祖母と叔母は現金を相続したと聞いていました。
祖母は祖父の他界後、父と同居をしていたが、亡くなる２年前から伯母と同居していました。
そして亡くなった時、伯母から遺産は無いと聞いていましたが、この度祖母の遺品を整理していたところ、通帳を発見し、多額の現金を相続し余剰金として残っていたことが判明しました。
そこで、銀行等に取引履歴を取寄せたところ、死亡後も現金がひきだされ、4年前にはまとまった現金が出金されています。
今後全ての遺産を明らかにして、遺産分割協議を行いたいと思ってますが可能でしょうか？

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弁護士からの回答

民事訴訟の提起が必要になる可能性があります。

まず、現金がどなたにより引出されたかを立証する必要がありますが、キャッシュカードの所持者や、窓口での引出の場合は払戻請求書の写しの交付請求等が必要と見込まれます（ＡＴＭの防犯カメラ画像は４年前ですとおそらく残っていないと思われます）。叔母様との同居の点のみによって現実の引出まで立証されていると言えるか、訴訟に移行した場合は微妙です。
また、仮に叔母様が引出したとして、法定相続人全員が同意した場合には遺産分割協議可能ですが、話し合いがまとまらない場合、相続財産ではなく不当利得返還請求等の民事訴訟の提起が必要となる可能性があります。
詳細は弁護士依頼を含めてご検討頂いた方が良いでしょう。