土地と預金の分割(502)｜相続相談弁護士ガイド無料相談Ｑ＆Ａ

相談内容

2018年07月30日緒方さん

遺産分割

土地と預金の分割

父が亡くなりました。
私は長男で婿養子に出ています。
次男の弟が実家を継いでいて、父の遺産分割の話になり、預貯金等を6分の1に分けようと話が出ました。
地元の土地は祖父から父へ、父から私の名義になっていましたが、今では次男名義になっていました。
父の生前、印鑑証明書と実印を預けてくれと言われ預けたことがあるから、そのときかもしれません。
元々は祖父から長男名義になっていたものだから、生前贈与ではないかと思うのですがどうでしょうか？
土地を次男が貰っているのであれば、預貯金の割合を6分の1ではなくもっと貰いたいと思っていますが可能でしょうか？

遺産相続で悩んでいる事を相談してみませんか？

相続相談を投稿する

弁護士からの回答

具体的な経緯等によります。

まず、１．そもそも法定相続人が、配偶者と子３名であれば貴殿の法定相続分は１／６になりますが、それより法定相続人が少なければ貴殿の相続分はもう少し多くなります。
次に、２．貴殿所有の不動産の所有権が次男に移転していたのであれば、お父様の遺産相続の問題というよりは、主として貴殿自身における次男への所有権移転原因（売買、贈与等）の効力の問題です。
ただ、①実印と印鑑証明を預けていたとなると中々争うのは大変であるほか、②譲渡が１０年以上前ですと二男に取得時効が成立している可能性があります。
まずは登記簿を取得して所有権移転原因を確認頂いた上で、詳細は弁護士との面談相談を検討頂いた方が良いでしょう。」