親の再婚相手との遺産分割について

「実父はその子供達を認知していません」は、お父様と血縁関係がなければ、「養子縁組をしていない」という趣旨と理解します。
この場合、相続の順番によりますが、(1)お父様→再婚相手→三人の連れ子の順で相続されますが、(2)再婚相手が先に亡くなった場合、連れ子は養子縁組を行なわない限り法定相続人とならず、遺言がなければ連れ子は相続しません。
そして、①お父様の遺言がなければ貴殿ら姉妹合計の法定相続分が１／２（各自１／４）、②再婚相手に相続させる旨の遺言があれば貴殿ら姉妹は計１／４（各自１／８）の遺留分を有するにとどまるとともに、遺留分は金銭請求に限定されます。
何とかお父様を説得して貴殿らに有利になる遺言を作成頂く必要がありますが、その他の法的主張の可否（例えば、特別受益や寄与分等）を含め、詳細は弁護士との面談相談を検討頂いた方が良いでしょう。