父は85歳で存命中　今は自分で車も運転して出かけたりと元気である(163)

相談内容

2017年04月01日たけしさん

遺産分割

父は85歳で存命中　今は自分で車も運転して出かけたりと元気である

祖父（父方）の相続の際、父を含め相続人である6人兄弟の中には行方が分からない方やアルツハイマーを発症している方がいたりと大変な思いをした。
その際の手続きは、父が音を上げたため、自身がかわりに行政書士に依頼をしたりして解決した。

そして、今度は実父の相続について不安材料があり質問したい。
所在が分からない（家を出て行ったきりなだけで、警察に届けたりはしていないとのこと）妹がおり、心配。現在どこで結婚しているのかも、生活しているのかも不明。
弟は現時点では、相続放棄すると言っている。

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弁護士からの回答

お父様に遺言を作成頂くとともに、妹さんの所在を調査しておく必要があります。

まずは、特に不動産をお持ちの場合等、相続に関しお父様のご意向があれば、お父様に遺言を作成頂いた方がよいでしょう。
ただし、推定相続人について被相続人生前の相続放棄は認められないとともに、遺留分として法定相続分の１／２は遺言によっても排除できません。
弟さんについては、相当額の生前贈与を行なった上で、家庭裁判所の許可を得て遺留分の放棄が認められる可能性はあります。
問題は妹さんであり、住民票を調査するなどして早期に所在を確認し、連絡を取っておいた方がよいでしょう。
相続発生時に遺留分減殺請求権行使の可能性があり、連絡が取れないままだと不安定な状態が継続することとなります。